犬がマッサージされると気持ちいい身体の部分
マッサージをされるとき、
犬にもマッサージされて大好きな部分と苦手な体の部分があります。
犬に喜ばれるポイント、ひとつ覚えておいて、
マッサージしてあげてください。
犬の喜ぶマッサージ大好きな身体の部分、
そのひとつは“肩甲骨まわり”です。
これはマッサージをしてあげていて、分かります。
共通してほんとにとろ~んと気持ちよさそうな顔をしてくれます。
以前、イベントでマッサージをした時のこと、
普段からじっとしない子(らしいです)が、
動かずマッサージされているのを見て、
飼い主さん、「珍し。よっぽど気持ちええんやな~」と一言。
そんな感想がもらえたりします。
肩甲骨というのは、単独で筋肉に支えられる形で存在する骨です。
宙に浮いているのに、前足の筋肉や首から背中前部の筋肉がくっついています。
身体を支える大切な筋肉が肩甲骨に集中して繋がっているのです。
犬は体重の60~65%を前足で支えているといいます。
前足を支える要の部分です。
一番疲れが溜まっているのも分かる気がしますね。
犬の肩甲骨はこんな形をしています。
肩甲棘というライン状の突起があります。
触るとわかりますので、これをガイドにしてみてください。
※厳守
神経系・脳疾患、ヘルニア、妊娠、出血、下痢など
持病がある子も、獣医師のもとでないとマッサージはできません。
マッサージ手順としては、
肩甲骨を触る前に、
首から背中を通って尾まで、
背骨の両横をゆっくりゆっくりなでてあげると良いです。
血行を良くし、マッサージをしますよ。という身体への合図です。
肩甲骨では骨の周囲を、優しくゆっくりさする。
指をおいて優しくゆっくり円を描くように動かします。
(小型犬の小ちゃい子は指1本や2本で行います)
1~2分でいいです。
一度に長くやるより、
身体を撫でる延長で毎日ちょっとずつ続けるのがいいですね。
終わりに首筋からマッサージしたところを通って前足先まで、
手のひらでゆっくりなでてあげてください。
これだけは★注意!!
★グイグイ押す・強くこする・強く揉むのは厳禁です
力を抜いて優しくゆっくりゆったりとした手の動きで行います
人間の肩もみのような揉み方は絶対ダメです。
ワンコの顔を見てください。
気持ちいいな~って顔をしていますか?
逃げるのはイヤ!のサイン。すぐやめます。
無理強いはダメです。今後させてくれません。
リラクゼーション効果も期待できるのがマッサージです。
人もリラックスした気分で行うのが基本です。
急いでいたりイライラして行うと犬に伝わります。
わんこも人も気分の乗らないときはやめましょう。