小型犬は歯が抜けるのはあたり前?|歯のお手入れを諦めないで!

100_0031.JPG

先日、散歩でバッタリとわんこ友達に出会いました。
先代のわんこを突然亡くし、
昨年からまた新たにトイプードルを迎えられた方で、
散歩途中で会うとよく立ち話をします。

しばらくすると、
トイプードルのママさんのお知り合いが
ジャックラッセルテリアを連れてお散歩で通りかかりました。


3人でしばらく話していると、歯のお手入れの話題になりました。

聞くと、ジャックラッセルテリアくんは
歯がまたぐらぐらしていて抜けるかも知れないといいます。
これまで何本かは抜けているようで、
歯槽膿漏だということも分かっているようです。

歯磨きは?と訊ねると、
やっていないというか、させてくれないんだそうです。

もう9歳になるから、
これから歯磨きは難しいと諦めているようです。

歯がなくても食事は取れるから・・と言ってました。

その通り、
犬はよほど大きなカタマリでない限り、 
ほぼ噛むことなく飲み込むような食べ方をします。

人のように食物を噛み砕いて奥歯ですり潰してから、
やっと飲み込むというような食べ方はしませんよね。

だけど、食事はそうだとしても、
やっぱり歯肉炎や歯槽膿漏は痛みもあるだろうし、
そのままというのは気がかりです。

 

お二人の話のニュアンスから
歯の抜けることも含め、
歯のお手入れができないのを諦めてる風に感じられ、
ココだけの話ちょっとショックでした。

 

小型犬の歯並びはアゴが小さい分歯がぎっしりと詰んでいて、
大型犬の歯並びとは全然違います。
だから余計に歯垢や歯石も溜まりやすくなります。

口が臭くなるのもこうした歯肉炎や歯槽膿漏が原因です。

大型犬に比べても、
小型犬は歯槽膿漏になって歯の抜ける子が多いですね。

お口からいつも舌がペロンと出ている子。

一見かわいいんですが、それは歯がなくなっている子です。
歯がないからベロが出るんです。

 

歯槽膿漏で歯茎の化膿がすすむと、
頬の肉まで溶けてポッカリと穴が空いてしまったり、
もっと怖いのは、
口の中の細菌が血管を通り心臓や腎臓にダメージを与え、
突然命を落とす可能性もあること。

そんなことを想像するといたたまれません。


犬は自分では歯は磨けませんからね。
飼い主さんが諦めたらそれで終わり。

慣らすまで骨の折れる仕事かも知れませんが、
飼い主さんには歯のお手入れ頑張ってもらいたいと願っています。

このページのTOPに戻る

犬たちと一緒に暮らして30年。犬のしつけや健康などで経験したことや知ったことを書いています。
初めて犬を飼うという方のお役に立てればと思っています。ドッグマッサージトレーナーです。