犬の歯が黄色い|歯垢は2~3日で歯石に変化します

My! What big teeth you have!

犬の歯石ができるまでというのは
そう時間がかかりません。


犬の唾液というか
あのヌルヌルしたよだれはアルカリ性
ヌルヌルの強い子ほど歯石もできやすいとかいいます。

アルカリ性に傾くほど歯垢が石灰化しやすいためで、
犬の場合、歯石に変化する日数は3~4日だそうです。



歯みがきをついつい先延ばしにしてしまうと
2~3日なんてすぐに過ぎてしまいます。

すると歯石化はもう始まっているわけです。

歯が黄色い・ザラザラするのは歯石

歯石の最初の最初というのは
触ると歯の表面が少しザラつき始めます。

歯の表面にザラつきがあるとさらに歯垢がつきやすく
歯石の形成が加速してしまいます。

歯の色が目視で黄色く見えるときは
すでに表面に歯石が着いています。


こういう段階で毎日の歯の手入れや
歯石専用のケアを行なうと
これ以上の歯石化を食い止めることも出来ます。



ネット上でも歯石の写真を目にすることがありますが、
見ると必ずそれは茶色や褐色の石のような固まりで
元の歯の形がすっかり隠れて見えないほどになっています。

歯ぐきも赤く腫れ上がっていて
え゛ー!!と一瞬ぎょっとする映像です。

完全に歯槽膿漏をおこしている状態で、
きっと物が噛めないし歯が抜けるかもしれません。


歯石もこうなると病院で取ってもらうしかありません。

歯石取りは全身麻酔を行なうことが多く、
犬によって(心臓疾患や高齢の犬)は
麻酔のリスクが問題になる場合もあります。


歯石が溜まるから
「2年に1回は定期的に病院で歯石取りをしてる」と、
あたり前のようにいう人がいましたが、
私個人としてはリスクも有るし簡単には考えたくないな・・と思います。


そんな歯石も
急に石の固まりのようになったわけではなくて
1日1日少しずつ少しずつ薄皮のように重なってきた結果です。


ほんの1分ほどで済むんですから
毎日の歯みがき習慣を一番大切にしたいと思います。

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犬たちと一緒に暮らして30年。犬のしつけや健康などで経験したことや知ったことを書いています。
初めて犬を飼うという方のお役に立てればと思っています。ドッグマッサージトレーナーです。