犬の毛玉の取り方|耳の後ろや脇下・内股は注意

skate dog
skate dog / istolethetv

 

長毛犬はブラッシングをサボると
すぐに毛玉ができてしまいます。

毛の根元に近い部分だとなかなか気づきにくいこともあって、
飼い主さんが発見したころには、
かなりのしっかりした固まりになっている場合があります。

 

毛玉のできやすい箇所は、柔かい毛質でこすれることの多い部分。
耳の後ろや前足の脇下、後ろ足の内股やお尻にかけて、
シッポもできやすいですね。

 

出来てしまった「毛玉の取り方」の前に・・・

まずブラッシングの基本として
濡れているときや、毛がきつく絡んでいるときは、
無理やりブラシやクシで梳かさないことです。

 

固くフェルト状になってしまっている場合は
クシやスリッカーなどで梳きほぐすことはまず無理でしょう。

フェルト状になった毛玉にはハサミを少しずつ入れながら
ほぐしていく方法がいちばん労力は少なくて済みます。

 

皮膚の近くにできている毛玉にハサミを入れる時は
充分注意してください。

毛玉を引っぱって横にチョキンと切るのはダメ!です。
引っぱれて付いてきている皮膚も切ってしまう恐れがるのでやめましょう。

 

ハサミの先や刃はワンちゃんの肌に向けないように使います。

ハサミの先を毛先の方向に向けて、
毛の流れに沿うようなかたちでハサミを入れます。
この方が毛並に段ができずに切ったあとが目立ちにくくなります。

 

毛玉に少しずつハサミをいれては手でほぐし・・を繰り返し、
あと、クシや毛玉取り用のコーム(シェッドバスターなど)で
毛先の方から梳かしていきます。

毛をほぐすときに、
コームを縦に使うときれいにほぐれることがあります。


しかし、「とりあえず毛玉を取りたい!」というときは、
一気に毛玉をスパッと切ってしまって、ほぐすというのも有りですね。
(何度も言いますが、引っ張って皮膚を切らないでくださいね)

 

普段のブラッシングやちょっとしたモツレを梳かすときでも、
グイグイ無理やり毛を引っ張っぱるような梳かし方はやめましょう。

皮膚が引っぱれて犬も苦痛ですし毛も傷めます。

梳かす時は梳かす部分の毛束を空いている手でしっかり握って、
手のひらの中で毛先から梳かす。みたいに優しくです。

 

 一旦出来るとやっかいな毛玉です。
予防にはこまめなブラッシングをがんばりましょう。

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犬たちと一緒に暮らして30年。犬のしつけや健康などで経験したことや知ったことを書いています。
初めて犬を飼うという方のお役に立てればと思っています。ドッグマッサージトレーナーです。